幻像

写真に写ったイメージというのは、もはや肉眼で見た現実の延長ではなく、

写ったイメージが事実である必要もない。

与えられたイメージの断片に対し、ソフトウェアが独自の「意思」の中で

イメージの断片を操り、後に暴走を始める。

その暴走によって創られたイメージは、現実を壊しながら再構築を繰り返し、

現実という束縛から解かれ、狂乱のごとく現像を写し込む。

光画と記録と。

学生から写真を学び、いまになって写真の楽しさを知った人の柵のない記録。

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